保育士が語るごっこ遊びの大切さ

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ごっご遊びは子供にとって、とても大切な遊びの一つです。そして年齢によって内容や発達段階が分かります。自分の経験を通して「まね・ふり」は自分だけではなく周りの社会との関心や結びつきを示すものです。1歳半~2歳ぐらいになると家庭での体験を思い出してご飯を食べた真似をして「おいしい!」などと再現することができるようなります。

娘が1歳半のときの公園での出来事です。シャベルにカップを持ち「ママ、どうぞ」と持ってきてくれます。「何を作ってくれたの?」の質問に「ごはん」「おみそしる」と嬉しそうに答える娘。その後も永遠に「ごはんだよ」「おみそしるだよ」とそれしか出てこない(笑)お隣の親子の会話を聞くと「ママ、パンケーキだよ」と・・・。家庭での食事もごっこ遊びによってバレてしまいますね。保育園でもごっこ遊びは盛んに行われています。S君はコップを持って「おちゅかれ!かんぱ~い」とにっこり。パパとママが毎日やっているのかな?と微笑ましい光景です。

この頃の年齢では子供の体験や見たものを一緒に行いましょう。生活を営む力になっていくことでしょう。3~4歳ぐらいになるとさらに興味や関心が増し友達と共有して楽しめるようになります。まだうまく伝えられない所は代弁してあげたり言葉を引き出してあげましょう。5歳になるとさらに遊びが高度になり正しく料理の仕方を真似したり先生の真似をしようとします。本物にもこだわるようになってくるので一緒に夕飯の用意などやってみるのも良いかもしれませんね。

このように子供の真似したい、やってみたいという気持ちを大切にして様々な経験ができるようにして生活に取り入れていきましょう。

子育てに大切な自己肯定感

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最近では「自己肯定感」という言葉をよく聞くようになりましたね。

日本人は諸外国と比べて自己肯定感が低いという調査結果もでています。

なぜ、低いのでしょうか?どうしたら高くなるのでしょうか?

そもそも自己肯定感とは?子供の自己肯定感を高くするにはどうしたら良いのか!

自己肯定感とは自分のありのままを受け入れたり認めたりすることです。自分を肯定し大切に思える感覚です。その感覚が高いことを自己肯定感が高い状態といえます。自分に価値を見い出せたり、そのままの自分を好きと思う感覚です。

ついつい誰かと比較して「私なんて・・・」と卑下してしまう経験はありませんか?まずは自分で自分にOKだすことから始めましょう。外からの評価の他人軸ではなく、自分が自分を承認できる自分軸が大切になってきます。私はよく他人と自分を比較し、できない自分に気づくたびに落ち込んでいました。もっと頑張ろう!と思える時もあるのですが、自分にはできない。。。と自信をなくすこともしばしば。常に他人軸だと心は疲れ果てていきました。できない所に焦点を当てるのではなく、今持っている自分の素敵な所を自分で探せるようになると良いですね。

自己肯定感が高まると意欲的になったり、感情が安定したりします。自分を信頼できるようになると他者も信頼できるようになり、そして他者からも信頼されるようになります。

子供の自己肯定感はどうやったら高くなるのでしょうか?子供の最初の自己肯定感は0~6歳までは親の言葉かけや対応で決まっています。まずは子供が「自分は愛されている!」と思えることです。具体的には「大好きだよ」と伝えることや抱きしめることが基本となってくるでしょう。そして「やればできる」と自信を持たせること。親が子供の心の支えとなり受け入れることです。

不便さから学ぶ子育て術

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都内から田舎に引っ越してきて私の友達。今までは徒歩圏内に何でもそろう環境だったのが一転、コンビニですら車で片道30分の山奥に引越し。「不便」と一言で言ってしまえばそれは愚痴になり行動を止めてしまうことにもつながります。でも不便だからこそ考えて、作り出して、行動する楽しみが増えた気がします。

例えば、娘にポテトチップスが食べたいと急に言われた。さて、コンビにまで行くのはとても面倒。「あっじゃがいもがある」今まで何気なく立ち寄って買えていたコンビニがなければ手作りするしかない!と自然となるのです。じゃがいもをスライスして素揚げして、お塩をパラッとしたら添加物なしの安全なポテトチップスが出来上がりです。いくらでも食べていいよ~と心から言える安心の手作りのおやつです。

子供も同じ考えや行動ができるようになります。何もないから遊べない。遊具がないから遊べないのでありません。遊びは自分で考えて作りだすものです。枝がある、葉っぱがある、虫がいる。考えればいくらでも想像は広がり遊びも広がります。キャンプなども良い経験になるでしょう。家族で力を合わせると不便も工夫一つで思い出深く楽しくなりにちがいありません。火をおこしたり川遊びをしたりと多少危険がともなうぐらいが良い学びとなるでしょう

幼児期のおやつの考え方

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幼児期のおやつの考え方は「補食」です。決してお菓子を食べる時間ではありません。たくさんの量を食べられない幼児期にとっては回数をわけて栄養を摂る必要があるからです。一番簡単なのはおにぎりです。余計な添加物など入っていないしすぐに栄養となります。中身の具を代えたりしてバリエーションも豊富です。パンも手軽でよいですが市販のパンには多くの添加物が入っています。幕内秀夫さんの『子どもの「パン食」は今日からおやめなさい!─栄養学不要論 』でもその話しが詳しく書かれています。私は娘が2歳の頃にこの本に出会い、それからはパンをほとんど買わなくなりました。食べたくなったら作ることにしています。手作りするとよく分かるのですが、材料は強力粉、塩、砂糖、私はドライイーストではなく、白神こだま酵母で作っています。材料はたったこれだけです!できればホームベーカリーなどがあればもっとお手軽に焼きたてパンが食べられます。添加物や保存料は体に良くありません。なるべく摂らないように心がけましょうね。頑張っておやつを手作りにしようと思う人がいるかもしれませんが、三回の食事に加えておやつまでも手作りとはハードルが高くなってしまいます。おやつは簡単においもをふかしたり果物でも十分だと思います。

保育士が教える現代風わらべうた

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誰もが小さい頃に遊んだ記憶があるわらべうた。保育園などでは現代風にアレンジされ子供たちに親しみを持って歌われています。その中から2つご紹介したいと思います。必ず聞いたり遊んだことがあるとおもいますが、まさかこんなに進化して遊ばれているは思いませんでした。

① 「おせんべ焼けたかな?」

三人以上で輪になって手のひらをパーにして1人が順に手の甲を差しながら触っていき「焼けたかな」の「な」にあたった人が手のひらを上に向ける遊び。現代風ではおせんべではなく例えばホットケーキ、おもち、クッキー、たこ焼きなど子供たちが好きなものを焼いて楽しみます。自分が選び好きなものが歌になってみんなで食べちゃうのはとても盛り上がります。

② 「お寺の和尚さん」

せっせっせーのよいよいよいで始まる定番のお寺の和尚さん。基本形は「お寺の和尚さんがかぼちゃのタネをまきました。芽が出てふくらんで花が咲いたらジャンケンポン」ですが、現代風には続きがあります。「・・・花が咲いたら枯れちゃって忍法使って空飛んでぐるりと回ってジャンケンポン」が平成元年の子供たち。さらにさらに続きがあって「・・・空飛んで東京タワーにぶつかって、救急車に運ばれてテレビの中からジャンケンポン」が平成10年。そして現役の子供たちは「・・・救急車で運ばれて注射を打たれて泣いちゃった。イケメン先生やさしくて目がハートになっちゃった。そこへタヌキがやってきて病院こわして行っちゃってぐるりとまわってジャンケンポン」になります。地域などによっても少し違うかもしれませんがなんとも面白く替え歌になっていますね。東京タワーがスカイツリーになっているとの話もあります。自分たちでどんどんアレンジして子供たちとやり取りしながら出てきた言葉で遊べるのは良いですね。わらべうたは作詞者不詳ですから歌詞にこだわることなく楽しんでしまいましょう。

保育士が教える子供の褒め方、叱り方のポイント

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誰でも褒められたら嬉しいと感じますよね。特に子供たちはその欲求が強いことでしょう。褒められることは認められている、認められれば自身につながっていくものです。自尊心や自己肯定感を高め意欲的になったり向上心を持って過ごせるようになるはずです。ただ褒めれば良いと訳ではありません。「すごいね、えらいね」と繰り返すだけでは本当に褒めていることにはなりませんよね。

心に響く褒め方のポイントをお伝えします。

① スキンシップをとりながら褒める

抱きしめたり、頭をなでたりすることで信頼関係も生まれ思いが自然と伝わります。

② 具体的に褒める

すごい、えらいだけはなく、何がすごいのか、どの部分がえらいのかを分かりやすく伝えましょう。

③ 誰かの前で褒める

友達や親族などの前で褒められるとみんなに認められたという思いが強くなります

次に叱り方についてですが、子供に叱る場合には教えるというニュアンスが近いように感じます。特に集団生活が初めての子供たちにとってはまだルールを知らないからやってしまうことも多いのではないでしょうか。例えば保育園などのおもちゃはみんなで使う、危ないからやってはいけないなどきちんとその都度説明することになります。褒めるときと同様に具体的に話すことが大切です。公園でよく見かけるのですが高い滑り台に登った子供に下からお母さんが「気をつけて!」と声をかけます。でも、それだけでは何をどうすればよいか子供には伝わりません。「手を離さないで」とか下をよくみて足を置いて」など具体的に話す必要があるのです。

そして叱った場合には必ず叱りっぱなしにせず、しっかりとフォローをしましょう。スキンシップをとりながら愛情をきちんと伝えましょう。それから子供の気持ちを受け止め一方的な叱りにならないように心がけましょう。

保育士が教える室内遊びの方法

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梅雨時期など雨の日が続いて外遊びができずに家の中でうずうず。

そんな時に家にあるものを使って体を動かせる遊びを紹介します。

① 布団のお山遊び

近年、ハイハイしないで歩いてしまう子が増えています。家庭環境ですぐに机や棚に手が届き、つかまって立ってしまうと聞いています。ですが、ハイハイによって得られる効果がたくさんあります。ハイハイは全身運動なので基本的な運動能力を発達させます。それから対物との距離感が分かるようになります。たくさんハイハイして運動機能を高めてもらいたいですね。そこで家でできるハイハイ遊びです。布団を数枚用意して、無造作に重ねてお山を作ります。そこを登らせたり、下りたりするのです。布団は柔らかく不安定ですので、バランスをとろうとして体幹も鍛えられます。下りる動作も最初は躊躇するかもしれません。ですが、布団なので転がっても痛くありませんし怪我することもありません。だんだん慣れてきたらとコロコロと転がっても楽しいこと間違いなしです。転がる行為は三半規管を鍛えますのでどんどんやらせてください。もしハイハイ時期にあまりハイハイしていなかったら雑巾がけをやらせてみてください。同じ効果が得ることができます。全身運動でバランス感覚を養います。私の勤めている保育園でも食事後の布団を敷く前に子供たちに雑巾がけをやってもらっています。みんな競争のように楽しみながらやっています。運動会ごっこを室内でやるときにも雑巾がけ競争をするととても盛り上がります。

② 新聞紙遊び

保育園での室内遊びの定番です。新聞紙は破いたり、丸めたりと遊び方は無限大です。口に入れる心配がない月齢から楽しく遊ぶことができます。洋服やバックに見立てて遊ぶことができますし、丸めて的にあてたり、おままごとの材料にだってなります。男には新聞紙鉄砲が人気です。ばんっと音が鳴って楽しいようです。保育園で一番人気は紙ふぶきのように上から降らせることです。わぁ~っと大喜びで何度も繰り返し集めては降らせることをやっています。破る作業はストレス解消にもなるのでママも一緒に楽しんでみてください。最後は全部集めながら床の掃除もできます(笑)ビニールにまとめていれて今度は風船代わりにポンポンと投げて遊ぶこともできます。

絵本の読み聞かせの大切さ

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乳幼児期にとって絵本の読み聞かせはとても良いことがたくさんあります。「どんな絵本を読んであげればいいか分かりません」と質問を受けることがありますが、まずは内容よりも一緒に楽しむことを考えてみましょう。私は悩んだときは自分が好きだった絵本、よく読んでもらった絵本を娘と一緒に読み、自分も懐かしい気持ちになったりします。自分が読んだ絵本となるとかなりの歴史があるものになります。何十年も受け継がれていくものはきっと良書といえると思います。例えばノンタン。シリーズもたくさんあり私もスラスラと暗記してしまうほど読んでもらった記憶があります。ぐりとぐらも有名ですね。

子供にとって絵本を読んでもらうということは「自分のために」と満ち足りた気持ちになります。そこから子供は安心して安らぎを感じ読み手への信頼や愛着を深めていくことになります。そして、自分は愛されているという自尊感情の育ちにもつながっていくことになります。これはただテレビを見ているだけでは味わうことのできないものです。できれば一緒に座ってスキンシップをとりながら読むといいですね。保育園では複数の子に対して読むことが多いので、難しいのですがご家庭ではスキンシップをとりながら読むことをお勧めします。絵本の世界に広がる人間関係や自然との触れ合いを疑似体験できるのも貴重な場となります。好奇心や冒険心を呼び起こすことになるかもしれません。0~1歳の乳児には日常生活に結びつくものが残りやすくリアルな体験を通して興味が持ちやすいと思います。布でできていたり、飛び出したりとこだわった絵本がたくさんあるので気に入ったもので楽しめると思います。

絵本を読んだ後に感想を聞いてしまいたくなりますが、無理に「どうだった?どこが面白かった?」などと聞く必要はありません。子供から自発的に感想が出た場合には話を膨らませたり、共感することは良いと思います。ですが、毎回のように感想を聞いていると読んでもらう前から子供が身構えてしまい、楽しめないと残念なことになってしまいます。

子育てで、思いやりの気持ちを育む

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思いやりの気持ちを持って欲しい!やさしい子に育って欲しいと願いながらも具体的にどうやったらそういう気持ちが育つの?と考えれば考えるほど難しいのではないでしょうか保育園で2歳児の担任をしていたころ、小さい2歳児でもちゃんと思いやりの心を持って接していました。ある日の出来事です。パジャマのボタンがなかなか留められなくて困っているA君。でも頑張って自分でやろうとしています。するとそっとSちゃんが駆け寄ってきてAくんのボタンを留めようとしてあげています。Sちゃんは自分の着替えも終わっていなくパンツ一丁の姿です(笑)自分のことよりも困っているお友達を助けたい。そんな気持ちが先立ったかわいいエピソードです。結局、2人ともボタンを留めることはできませんでしたが、助け合う姿に気持ちがほっこりしたのは言うまでもありません。

Sちゃんは以前にお姉ちゃんからボタンを留めてもらっていました。その経験から自分も!という気持ちが自然と沸いてきたのではないでしょうか。また、泣いている子がいるといつもティッシュを持ってきて拭いてくれる子がいます。まだまだ会話も成り立たない子供たち同志ですが、ちゃんと行動で思いやりを示してくれるのです。

思いやりが育つために欠かせないのが「経験」と「環境」です。まずは自分が受け入れてもらった、人からやさしくされたことによる喜びを感じる経験です。「うれしかった」という気持ちから相手を思いやる気持ちにと発展していきます。そして環境とは誰かが思いやる姿をたくさんみることです。家族だったり、先生だったり友達だったりと様々な場面で見ることとなるでしょう。「これが思いやりです」と簡単に教えられるものではありません。思いやりのある人に囲まれてたくさんの愛と思いやりを受けて育つと自然と子供の心にも思いやりの心が生まれてきます。経験と環境から子供は自然に学び「大丈夫?」「どうしたの?」と相手を思いやる心が育まれていくと思います。集団生活をする上でだんだんと身についてくるのではないでしょうか。

子育てで、嫌いなものを食べられる魔法の言葉

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「好き嫌いをせずになんでも食べてほしい」そう思うのは多くの母親の願いではないでしょうか?保育園では様々な献立があり色々な食材を使用し、バランスの良い給食が毎日だされています。ですが、なかなか好き嫌いせずに何でも食べられる子は多くはありません。特に月例が低ければ食べず嫌いで口に運ぼうとしない子。口に入れても吐き出してしまう子。飲み込めずにずっと口の中に食べ物が残ってしまう子と状態も様々です。

食べないのにはもちろん理由があります。子供が苦手とする食べ物の代表的なものは、にんじんやピーマンなど。その特徴としてはクセのある香りや苦味、独特の食感があるものが挙げられます。でもこのような特徴のある食べ物を避けるのは実は人間の本能として当たり前なのです。私たち大人の基準での「おいしい」は子供には通用しません。

では、どうやって食べられるようにしていけば良いでしょうか?まずは素材そのもので食べるのが難しいようであれば細かく刻んだり混ぜ込んだりしましょう。徐々に食材本来の味に慣れさせましょう。切り方、煮込み方を工夫し子供の咀嚼機能の発達にあったものをだしてあげましょう。こぼして怒られた経験や不快な経験は「嫌い」と言う感情に結びつきやすいです。食事は楽しく!を基本としたいですね。

保育士が園で使う子供が嫌いなものを食べ始める魔法の言葉をお伝えします。食べるのに躊躇してしまってなかなか最初の一口が進まない場合は「チュッだけでいいよ」とまずは唇に食べ物をつけるだけにしてみます。案外、おいしいとなって食べられることがありますし、最初の一歩を踏み出したことを褒めてあげましょう。そして特に女の子に有効なのが「食べると可愛くなるよ!」と褒めること。「可愛くなった?」と嬉しそうな様子が見られます。お友達や兄弟が一緒に食べている場合は「一緒に食べてみようか」と掛け声をかけて一緒に食べてみましょう。

子供はちょっとしたきっかけで食べられるようになったりするものです。色んな方法や言葉がけをしてみてその子にあったやり方を探してみましょう